英会話が上達するということの意味

オンライン英会話のサービスを利用する目的は、英会話が上達するというところにあります。それ以外の目的などまず考えられません。ですから英会話が上達するということ自体、実はとてもシンプルなことであるかのように感じられます。もしかしたら、単に英会話が上達するだけなら自分にもできるかもしれない…という、錯覚というか誤解というか、少々英会話を軽く考えてしまう人もいるかもしれません。

確かに英会話は、私たちが日常で使用する日本語の会話と同じように、ことばによるコミュニケーションですから、あまり難しいことを考えず、地道にコツコツと鍛錬することが上達への早道ではあります。ただ、直すべきところはしっかりと直さなければ、本来の上達とは言えないということも、おそらくオンライン英会話を利用する人すべてが理解しているでしょう。

誤っている部分を正しく直すことを矯正と言いますが、実は、オンライン英会話において、英会話が上達するまでのプロセスとして、この矯正が非常に重要になります。もちろん新たに単語を覚える、フレーズを覚える、英語の感覚を養う、会話テクニックを身に着ける等々、オンライン英会話を通じてしなければならないことは山のようにあります。ただ、これらすべてを通じて、矯正を行う必要に、都度迫られると考えるべきです。すなわち、日本人にとっては上記に示した上達のためのステップ以上に苦手意識があるかもしれない発音の矯正が必要になります。

オンラインであろうとスクール型であろうと、発音の部分が矯正されなければ英会話の上達はあり得ないと考えるべきです。

オンライン英会話における発音矯正メソッド

オンライン英会話のサービスを提供している会社はたくさんありますが、どの会社もそこまで発音矯正メソッドを強調しているところはないというのが正直な印象です。それに、この部分に関しては正直、それぞれのインストラクターの裁量による部分が大きいとも言えます。

英語特有の発音をニガテとする人が多い日本人に対し、無理な発音矯正を強いてしまうと、逆にレッスンへのモチベーションが下がってしまうという側面もあり、実はオンライン英会話における発音矯正というのは、思われている以上にデリケートな課題であるといえるのです。ですから、サービスの中に発音矯正メソッドのような特別な矯正方法が確立されているのであれば、私たちが過度に心配する必要はないといえるでしょう。

ただ、問題となるのは、そうしたメソッドが確立されていない場合です。そういうケースについては、もちろん発音に関するセルフケアが必要になります。その意識、方法について、次のところでお話します。

発音への意識を高く持つ

発音矯正の詳細に関しては、インストラクターの指摘(発音矯正メソッド)に従っていただければ問題ないと思います。よく、日本人による英語教育では、”this”や”thank you”の”th”の発音のときには舌をかむとか、”friend”や”flower”などの’f’の発音のときには下唇を噛む、さらには”car”や”park”のように’r’を含む語の発音は、舌の先を喉のほうに向けるイメージで発音する…といった、正直な話、英語の発音になれていない日本人にとってはかなり厳しい注文を強いられたという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

英語の発音に苦手意識を持っている人にとって、単語を認識することもままならないのに、ひとつひとつの単語の中に散りばめられている”th”や’f’や’r’のたびに反応しなければならないというのは、正直苦痛以外の何物でもありません。それでは、苦手意識がさらに強まってしまいます。

そういうときに重要になるのが、難しいことは一切考えず、とにかくマネをするという意識です。発音に苦手意識があるのに無理強いをさせられて、緊張で身体がこわばっているときに舌を噛んだり下唇を噛んだりしたら、へたをすれば流血しながら発音矯正をしなければなりません。それがプラスになるはずがありません。

ですから、苦手意識がある人ほど、難しいことは一切考えず、とにかくインストラクターの発音に少しでも近づけるという意識が重要になります。つまり、自分の耳の力をフルパワーで働かせることが重要であるということになります。

英語耳を持つこと

たとえば、まだ小さい小学生なのにビートルズの楽曲をスラスラと歌っている少年がいたとします。おそらく低学年の小学生ですから、英語など学校の授業ではまず実施されませんし、仮にされていたとしても、ビートルズの楽曲を完璧にマスターすることなど不可能です。

もちろんその少年は、特に英語学習をしているわけでもなければ、ご両親のどちらかが英語圏の国の出身の方というわけでもなく、ヒマさえあれば海外旅行をしているご家庭の子というわけでもありません。私たち多くの日本人とまったく変わらない、ふつうの小学生の少年です。それであるにもかかわらず、彼の身にはいったい何が起こっていたのでしょうか?

実は、その少年は、特に英語を学んだわけでもなく、ビートルズの楽曲が大好きだったために、ジョンレノンやポールマッカートニーの歌をそのままそっくりマネていた、というだけのことだったのです。

英語の上達には英語耳を持つことが重要だなどと言われることがありますが、英語耳というのは、やはり正しい発音の英語を自分の耳で聴いて、それをそっくりマネて、マネた自分の声をもう一度自分の耳で確かめ、違っているところがあれば、自分で矯正することによって身に着くものです。ですから厳密な意味では、発音矯正メソッドなどなくても、自分の耳をフル稼働させて聴き、発音することこそ、最も重要なことであるといえるのです。

音と記号を同時に操る

この少年のケースでは、もちろんビートルズのような難しい詞はまったく理解できていませんし、単語だって何ひとつ知らないというのが実際のところです。しかし、ビートルズのように歌いたいという気持ちが、自然と英語耳をもたらしたという、そんなエピソードでした。

もちろん、オンライン英会話で英会話力を向上させるためには、英語耳を身に着けるだけではその目的を達成したということにはなりません。ですから、英単語や英語特有のフレーズは、また別に、もしくは発音と同時に覚えるしかありません。ただ、別に覚えるとしても、そのときにはぜひ英語の音を重視していただきたいと思います。

というのも、単にフレーズや単語だけを覚えるのは、アルファベットという記号(文字)の羅列を無意味に暗記するだけのことになってしまいます。たとえば、円周率を100ケタ覚えるのと似た作業になってしまいます。それでは英語の上達は遅々として進みません。

そうならないためにも、単語やフレーズに日本語とはまた別の意味づけを行う必要があります。その瞬間記号から語というコミュニケーションツールとして活用できるようになるのです。そして、このタイミングで媒介するのが音ということになります。

英語は、音と記号を同時に操ることができて、初めて順調に上達していきます。だからこそ、正しい発音や発音矯正が、オンライン英会話に限らず重要な意味を持つのです。

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